【緊急連載】新型インフルエンザへの企業の備え---その(4)
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┃\/┃ ☆雇用システム研究所メールマガジン☆
┗━━┛ 第80号
2008/12/16
http://www.koyousystem.jp
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本格的な冬の到来を迎えまして、皆様、風邪などひかれておられませんか。
雇用システム研究所メールマガジン第80号をお送りします。
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□ 目次
< 【緊急連載】新型インフルエンザへの企業の備え---その(4) >
■事業所には何を備蓄しておけばよいのか
■個人レベルでの感染予防
(以上執筆者 福島 敏之)
■[編集後記] (編集長 白石多賀子)
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【緊急連載】新型インフルエンザへの企業の備え(4)
事業所における物品備蓄、個人レベルの感染予防
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■■■ 事業所には何を備蓄しておけばよいのか ■■■
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新型インフルエンザ発生後は、マスクなどの感染予防物品について、買い占めによる物品不足も予想されます。必要なときにマスクを着用させられるように、各職場で予め備蓄しておくことが推奨されています。
職場で備蓄しておくべき物品として、ガイドラインは以下のようなものを掲げています。
●マスク
・市販の不織布製マスク。原則使い捨てであり、1日1枚程度の使用。
・不織布製マスクのほとんどは諸外国で生産され、輸入されているため、 新型インフルエンザ流行前に準備しておくことが推奨されます。
流行期間に応じたある程度の不織布製マスクの備蓄が推奨されます。
→1人当たり20〜25枚の備蓄を
●ゴーグル、フェイスシールド
・眼の結膜からの感染を防ぐ
(発症の疑いのある者を会議室等に隔離したり、医療機関に車で搬送したりする場合に必要)
●手袋
・ゴム製の使い捨て手袋
・患者発生後の職場における、消毒作業や環境整備の際に使用
●消毒剤
・次亜塩素酸ナトリウム
…タオル、雑巾等による拭き取り消毒用
・消毒用エタノール、イソプロパノールなど
…ペーパータオル、脱脂綿を用いた拭き取り消毒
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■■■ 個人レベルでの感染予防 ■■■
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インフルエンザの主たる感染経路は
1.咳やくしゃみをしている感染者からの大きな飛沫
2.直接または間接的な接触
の2系統に分けられます。2の「直接または間接的な接触」とは、例えば、患者がクシャミをした際に口を手で被っていて、その手でドアのノブを触り、そこを他人が触れる…というようなケースを指します。
…なので、咳・くしゃみで飛沫が拡散することを遮断するための取り組み(いわゆる「咳エチケット」)の徹底が重要になります。
「咳エチケット」とは…
│咳・くしゃみをする際には口と鼻をティッシュペーパーやハンカチで
│覆って、他の人から顔をそむけ1メートル以上離れてすること。使っ
│たティッシュはもう1枚ティッシュで包んでから、すぐにごみ箱に捨
│てること(ごみ箱は蓋つきであるといい)。そのあと手を洗うこと。
│咳やくしゃみが続くようならなるべくマスクを着用すること。咳をし
│ている人がいたらマスク着用を促すこと
ただし、たとえマスクを着用したとしても、飛沫を完全に吸い込まないようにすることは不可能であるとされます。なので、咳や発熱等の症状のある人に近寄らない(2メートル以内に近づかない)よう留意が必要です。人混みや繁華街への外出を控えること――です。
さらには、外出後のうがいや手洗いを日常的に行い、十分に休養をとり、体力や抵抗力を高め、日頃からバランスよく栄養をとり、規則的な生活をし、感染しにくい状態を保つことが大切です。
――企業においては、このような従業員向けの健康教育が求められます。
(福島 敏之)
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編┃集┃後┃記┃
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今年も残すところ半月となり、慌ただしさが増してきました。
年末年始休暇は、多くの会社で9日間になりますが、
どのような計画をされていますか。
今年の後半は、アメリカ発の金融危機が世界各国を巻き込み、日本でも景気悪化による新卒者の内定取り消しや非正規社員の雇い止め、更には正社員にもリストラの波のニュースが連日報道されています。
バブル崩壊のときは日本のみでしたが、今回は世界中で厳しい状況です。
このトンネルを抜け出せるには10年、対策を間違えると更に長引くと言われています。
皆様、インフルエンザが流行っています。くれぐれもお気をつけください。
ともあれ、来年に望みを託して良いお年をお迎えください。 (白石)
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発行者 雇用システム研究所 代表 白石多賀子
東京都新宿区新小川町9番5号畑戸ビル
アドレス:info@koyousystem.jp
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お楽しみいただければ幸いです。今後もさらに内容充実していきたいと思います。
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