それでも勝ちにいく
☆雇用システム研究所メールマガジン☆
第15号
06/03/01
寒さも緩み、一雨ごとに春めいてまいりました。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
雇用システム研究所メールマガジン第15号をお送りします。
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それでも勝ちにいく――銀盤の女王の「Think Positive」
「時を支配することだ」
長年フィギュアの中継に携わってきた米NBCプロデューサーのアレン氏が、フリー演技の前日、荒川選手の「金」を予測して、"勝利の条件"として語った言葉です。
そして、まさに文字通り、「時の支配」に成功した荒川静香選手が、世界の頂上に輝きました。
☆☆ 新採点方式への対応、妥協せずに両立を狙う ☆☆
荒川選手の歩んだ道は決して平坦なものではありませんでした。
特に苦しめられたのが、スピン○回転以上、スパイラル○秒以上というように、細かく客観的基準が記された「新採点方式」。音楽に合わせて美しく滑ることを身上にしていた荒川選手が、「点取りスケート」に対応していく苦悩は、さまざまなメディアでも取り上げられてきたところです。
しかし、最終的に、彼女は新採点方式に対応した完璧な演技を見せました。
しかも、新採点方式のもとでは妥協せざるをえないとされていた"美しさの追求"と両立させての演技でした。
☆☆ 企業に押し寄せる環境の変化、それでも勝ちにいく ☆☆
ひるがえって、企業をとりまく環境も、新採点方式のごとく本業ではないところで厳しさを増しています。
この4月からは、(1)定年の引き上げ、(2)定年廃止、(3)継続雇用制度導入のいずれかを義務づける「改正高年齢者雇用安定法」が施行されます。
昨年4月に施行された「次世代育成支援対策推進法」では、従業員301人以上の企業に、"男性社員1人以上の育休実績を出す"など子育て支援行動計画を策定することが義務づけられているところです。
こうしたさまざまな制約は、たしかに企業活動にとっては足かせともなりえます。
しかし、文句を言っても始まらない。それらを一つひとつクリアし、企業としての社会的責任(CSR)を果たしたながら、企業利益を追求する。勝ちにいく。
その「克己」の精神を、荒川選手はトリノから教えてくれたのではないでしょうか。(…というオチでは、このコラム、我田引水に過ぎましょうか。)
* *
荒川選手の好きな言葉は「Think Positive」だそうです。
最高の舞台でのすばらしい滑りを記憶にとどめて、私たちも頑張りましょう!
(福島敏之)
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平成18年4月1日より「高年齢者雇用安定法」が改正されます。
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◆ 編集後記◆
先日、「博士の愛した数式」を鑑賞しました。
物語は事故で80分しか記憶がもたない博士と彼の世話に訪れる家政婦とその息子の交流を描いています。
「君の靴のサイズはいくつかね?」「24です。」・・・毎日この会話から始まります。
博士は、「24は4の【階乗】」、「220の約数の和は284、284の約数の和は220で【友愛数】」、さらに【完全数】【素数】などを分かり易く説明しています。
私も子供の頃にこうした楽しく興味深い説明を受けていたらもっと数学が好きになっていただろうなあと思いながら、改めて「教えること」の難しさを痛感しました。
また、この映画では山脈の美しい信州の風景と共に桜、菜の花、杏などの花々が春の素晴らしさを伝えてくれます。そして心温まる物語の世界が心を豊かにしてくれます。
今冬は厳しい寒さが続きましたので、花の便りが待ち遠しい今日この頃です。
(白石)
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発行者 雇用システム研究所 代表 白石多賀子
東京都新宿区新小川町9番5号畑戸ビル
アドレス: info@koyousystem.jp
今週のメールマガジン第15号はいかがだったでしょうか?
お楽しみいただければ幸いです。これからさらに内容充実していきたいと思
います。
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