切り替えて次を頑張る
☆雇用システム研究所メールマガジン☆
第17号
06/04/01
桜の花に心弾ませるころとなりました。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
雇用システム研究所メールマガジン第17号をお送りします。
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切り替えて次を頑張る――WBCに見た「拍手する指揮官」
永遠の宿敵(韓国)や、国際大会の常勝軍団(キューバ)を制して「世界一」の頂に駆け上がった王JAPAN。その勇姿に、私たちはおおいに勇気をもらいました。
☆☆ 王監督の"ポジティブな落ち着き" ☆☆
ところで、WBCを通じて印象に残るのは、王監督の"拍手する姿"です。バント失敗があっても、チャンスに凡打で終わっても、王監督は常に、「よし。気にすんな、ドンマイ!」というかのように、手を叩いて選手を労っていました。
王監督の、その"ポジティブな落ち着き"は、テレビの前でジリジリ・ハラハラしている私たちにも伝わってきました。当然、選手にとっても大きな心の支えとなったことでしょう。
☆☆ 拍手は場を"リセット"する ☆☆
実は、拍手には"場をリセットする"という大きな効用があるのです。
「一つ終えて次にいくという意味で、拍手はとても自然で効果的なものです」そういうのは、前回のメルマガでもご紹介した明治大学の斉藤孝教授。
「拍手によって、常にフラットな出発点に戻る。拍手は気分が新鮮になり、場を終了させる有効なツールとなります。いわば、時間に対する送別という意味合いで拍手する。これを頻繁に取り入れると、全員に活気が出てきます」
(斉藤孝『上機嫌の作法』角川書店文庫)
つまり、結果は結果として受け止め、くよくよすることなく、次を頑張っていこうじゃないか、というムードをつくれるということです。
☆☆ 反省とケアが果たされる労務管理の必要性 ☆☆
ビジネスの場でも、大なり小なり失敗を避けきることはできません。
失敗は、きちんと反省され、活かされていく必要があります。と同時に、失敗で萎縮するようなことがないように(事なかれにならないように)ケアしていくことも必要です。
もちろん、WBC戦士たちと我々一般庶民とは、個人の能力という点でもモチベーションの点でも、同列に考えられるものではありません。しかもビジネスは、延々と続く長期戦です。拍手だけで切り替えは万全、というわけにはいきません。
だから、反省とケアが果たされるような労務管理がなされているか、検証が必要になってくるのだといえます。
一つの失敗が致命的となるような成果主義になっていないか現在に努力しなくなった高齢社員を厚遇する硬直な年功制になっていないか――等々。
* *
それでも、王監督のように「拍手するマインド」は、経営TOPにとっても大切なことでしょう。さまざま教えられたWBCでありました。感謝。(福島敏之)
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◆ 編集後記◆
野球のWBCで、日本がキユーバを破り初代世界一に輝きました。準決勝の韓
国戦と決勝戦は休日でテレビによる野球観戦ができ応援することができ感動を受
けました。
最近は会う人ごとに王監督やイチロー達の活躍が話題になっています。
WBCの影響で、日本の開幕戦も観客数が伸びて、子供達の将来の夢に"野球
選手"の発言もみられました。やはり感動を与えることは予想以上の効果を生み
ます。
仕事も基本は同じで、社員やお客様が夢や感動を受けられることによって予想
以上の効果が生まれるのです。
6月には、サッカーのワールドカップもあり、また感動を期待したいです。
(白石)
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発行者 雇用システム研究所 代表 白石多賀子
東京都新宿区新小川町9番5号畑戸ビル
アドレス: info@koyousystem.jp
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お楽しみいただければ幸いです。これからさらに内容充実していきたいと思
います。
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