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緊張感と敬意とコンプライアンス


        ☆雇用システム研究所メールマガジン☆
                                第26号
                              2006/08/16
           http://www.koyousystem.jp


残暑なお厳しい日が続いております。
みなさま、いかがお過ごしですか?

雇用システム研究所メールマガジン第26号をお送りします。


緊張感と敬意とコンプライアンス〜社会保険庁の年金不正免除を考える〜

 書類を偽造して本人に断りなく免除処分を行ったり、勝手に不在者扱いにしたり…国民年金の保険料納付率の達成目標をクリアするために、社会保険事務所が繰り返してきた不正手続きです。最終的に不正件数は38万5000件にものぼり、2000人近くの職員が処分されることとなりました。

☆☆ 本人のため、ウチの事務所のため… ☆☆

 これらの不正手続きを行った動機は何だったのでしょうか?

 ▽納付率目標の達成が困難になっていた
 ▽目標に達していないことを事務局長に厳しく問われた
 ▽年金受給権の確保につながる
 ▽被害者の利便性を考慮した

――同庁の最終報告書には、そうした「声」が記されています。

 社会保険事務所には、2004年の法改正により、被保険者の所得情報が集まるようになっています。だから、「この人はこんなに所得があるのに納めていないな」とか「この人は申請すれば免除に該当するのに、未納のままになっているな」ということがわかっているのです。

 申請さえすれば本人のためにもなるし、ウチの事務所の目標達成にもつながるのに…。

 ――という"利害一致"を思い描く心情は、想像に難くありません。

☆☆ 現場と管理側の間の「敬意」こそ ☆☆

 しかし、その行為は違法でした。
 法律・制度は、それを破ってしまったら、組織としての正当性が問われます。
たとえ不備があったとしても、実態にそぐわないものであったとしても、維持しなければならないこととして決定された秩序なのです。
 「現場」は、時として、易きに流れたり、理想に走ったりすることがあります。管理する側は、その心情を汲み取りつつも、折り合いをつけなければならない現実と、いまやらなければならない仕事について、自分の言葉で説得する必要があります。

 それも、頭から押さえつけるのでなく、思うところがあったら何度でもぶつかってくるように仕向ける。そうすることで、緊張感を持ちつつ、お互いが敬意を持って向き合えるようにもなります。組織全体で「当事者性」を共有することができます。

 そうしてこそ、法令遵守(コンプライアンス)を確保しつつ、現場のエネルギーを前進に活かす契機が訪れるのではないでしょうか。

 *      *

 『自分は自分』というタコツボ組織には、法令遵守も組織の進化も見込めません。しかし、ほうっておくと組織はタコツボ化していくものでもあります。
社会保険庁の今後の改善を身近にとらえて見守っていきたいところですね。  (福島敏之)


ワンポイント講座……………教育指導…………………………


〜「教えるって、思う以上に難しい」の巻き〜

 教えることは簡単なようでいて実はそうではありません。
人に物事を教えるという作業を「何が難しくする」のか。「教えるコツ」とは何なのか?
それは『コミュニケーション』です。

 「教える」ことが上手くいかないときの理由を考えて下さい。「教える側」は「教える相手」に対し不満などを抱きます。一般的に考えられる問題のいくつかを挙げてみましょう。

 =教えられる側の問題点=

▼ 一生懸命教えているのに、相手は受身の姿勢で「やる気」が感じられない。
▼ 素直な心で教わろうとせず、はすに構えている。
▼ 教えたことをやらない。

 いくら教えても一向に覚えようとせず、何度も同じことを聞き、同じミスを繰り返す…このように、成長が見られないと教える側もうんざりし、問題は教わる側にあると考えられます。
 では、教える側には問題はないのでしょうか?…そうではありません。
 やはり、教える側にも問題はあります。

 =教える側の問題点=

▼ 教えることに自信がない。
▼ 部下に教えるより「自分でやった方が早い」と、自ら手を出してしまう。

 「教える側」に自信がなく、伝える内容や情報があやふやであれば「教わる側」は正確に覚えられません。また、実務を行えなければ覚えることは出来ず、上達もしません。
 このように「教えられる側」「教える側」それぞれに問題があり、解決方法は異なります。そしてさらに、双方に問題がある場合もあります。

 =双方の問題点=

▼ 相性が合わない。
▼ 教えること教えられることの内容が食い違い、共通の認識がもてない。

 いかがでしょう。これらの中に思い当てはまることはありますか。あるならば、これらの問題解決に必要なこと、それは何だと思いますか。
  それが『コミュニケーション=意思の疎通』です。
  そして、『コミュニケーション』を上手にとることは考える以上に難しい、だからこそ『教えることは難しい』のです。
 『コミュニケーション』を上手にとり、教える相手を知り、相手の心に近づいて「教え上手」になりましょう。   (野口)


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 モチベーションを高め有能な人材を確保する
 パート・高齢者・非正社員の処遇のしくみ

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パート等の非正社員の活用の仕方で、企業の生産力に格差がつきます。
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平成18年4月1日より「高年齢者雇用安定法」が改正されます。
改正法の基本と導入の留意点等について事例を含めてわかりやすく説明しています。


◆ 編集後記◆  

 みなさん、虹は何色でしょうか?
多分、7色と答えますよね。私も、子供のときに7色と教えられました。
しかし、ロシアでは4色、アメリカでは6色とのことです。
日本では、緑色だけでも42種類もあるそうです。

 この話を出版業界の方からお聞きして、改めて日本人の持つ感性の豊かさを認識しました。色彩感覚のみならず、あらゆる分野で発揮されるこうした感性の豊かさ・繊細さを維持し、更なる創造・発展に結びつけたなら、日本はもっと頑張れるのではないかと感じました。多くの人たちとの出会いや交わりは、本当に勉強になります。
 皆さんも時には自分の世界から脱出し冒険をしてみませんか。
 酷暑の折、皆さん健康にお気を付けください。(白石)

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発行者  雇用システム研究所 代表 白石多賀子
     東京都新宿区新小川町9番5号畑戸ビル   
     アドレス:info@koyousystem.jp



今週のメールマガジン第26号はいかがだったでしょうか?
お楽しみいただければ幸いです。これからさらに内容充実していきたいと思います。
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