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ホワイトカラー・エグゼンプション ---自由と「職場の空気」---


        ☆雇用システム研究所メールマガジン☆
                                 第38号
                               2007/02/19
          http://www.koyousystem.jp


春一番の訪れとともに花粉前線も到来したようです。
今年の花粉飛散は例年より少ないそうですが予防は早めが一番とのことです。
みなさまは、いかがでしょうか?

雇用システム研究所メールマガジン第38号をお送りします。


ホワイトカラー・エグゼンプション ---自由と「職場の空気」---


 先月末から、「労働国会」とも称される第166回通常国会が始まりました。
 冒頭から厚生労働大臣の"失言"問題で揺れた波乱の幕開けでしたが、前回触れた「ホワイトカラー・エグゼンプション」(WE)については、今国会での提出見送りが決定しています。今回もこの問題について、改めて、別の角度から考えてみたいと思います。




☆☆ WEで"調和のとれた人生"が可能に(政府) ☆☆

「時間を自分で管理できる制度だから、家族との交流にあてたり自己啓発にあてたりできる。ワークライフバランス(仕事と生活の調和)の実現に資する」(柳澤厚労相)

 それがホワイトカラー・エグゼンプションに関する政府のキャッチコピーです。仕事の進め方に責任を持てるのなら、労働時間も自身で決めればよい。何時に出社しようが何時に退社しようが自由。仕事に支障がないならば、午後に出勤してもいいし、昼前に帰ってもいい。…というわけです。


☆☆ 「空気の共同体」での長時間労働 ☆☆

 しかし、職場の雰囲気としては、実際に上司や同僚が忙しそうに立ち回っているとき、さっさと引き上げて帰ることには心理的圧力がかかるもの。そのあたりの心理について、作家の冷泉彰彦氏は「空気」を使って説明します。

○……………………………………………………………………………………●
  日本の会社では、やたらに忙しがることが「善」という「空気」がある。
(略)多くの人間が「忙しさ」を誇るとともに被害者意識をもっているから、出張や残業を「しない」人間のことは、一切認めないか、格下に見たがるのであ
 る。
●……………………………………………………………………………………○

  日本の会社という組織はいわば「空気の共同体」であって、この「空気」を 共有していない人に対して周囲が向けてくる「違和感」とか「非難」というの はきわめて大きいものがあるのだ。それが極端になると、いわゆる「いじめ」 という現象になってくる。
○……………………………………………………………………………………●
(冷泉彰彦著『「関係の空気」「場の空気」』講談社現代新書)

 つまり、他の人が長時間仕事をしているなかで、自分だけ"お先に失礼"してばかりいると、「職場の空気」を共有できなくなり、違和感や非難の対象になってしまうかもしれない----ということです。その意味では、日本の職場には潜在的に「時間均一化」の圧力が渦巻いているのかもしれません。


*     *

 ホワイトカラー・エグゼンプションが導入され、労働時間と評価とが切り離されれば、事態は変わるでしょうか。仮に、任された仕事をきっちりこなして、毎日昼前に出社して夕方前に退社する社員がいたら…? 社内でも「仕事の配分に問題があるのでは?」と問題視されることはないでしょうか。
 職場で「空気の共有」が重要視され続けるかぎり、帰りづらい(帰れない)状態は続くのかもしれません。
 ことは、政府の謳うキャッチコピーほど単純にはいかないように思われます。
                              (福島敏之)


ワンポイント講座-----------教 育 指 導 編



-----『学びのPDCA』の巻き-----

 学び下手が身に付けるべき学び上手のテクニックとはなにか?
それは、学びの『PDCA』です。
学び上手たちはこの『PDCA』を上手に回しながら学んでいきます。
では、その『PDCA』とはなにか?

  P=Plan(目標・計画・準備)
  D=Do(実行)
  C=Check(評価・分析)
  A=Act(優先順位・改善行動)

Planで考え、Doで行動し、その結果をCheckで考え、Actで行動する。
考え、行動し、行動し、考える。その繰り返しを自分の中で行うのです。
そして、自分自身が自らのコーチ・指導者となり、自己改善・自己改革をして行くのです。

そうした学び上手に育てるために、私たち教える側が気をつけること…
それは、なるべく『相手(学ぶ側)に考えさせ、行動させる』こと、『Think&Act』をさせることです。

教えるとき、ただ一方的に説明すると相手はその場では『はい』というでしょうが、実は分かっていない場合が多いものです。

説明したら相手にも考えさせる、そして実際にやらせてみる。そこから得たものを自分で考えさせ、さらに学ばせ、身に付けさせる。

始めはじれったいかもしれません。
考えさせずに過剰なアドバイスをしたくなるかもしれません。それをぐっとこらえて、学び上手に育ててください。
教える側である皆さんは1年後、早ければ数ヵ月後、楽になっていることでしょ
う。                              (野口)


◆ セミナーのご案内◆


「 男女共同参画特別セミナー 」 
  
■主催  東京都社会保険労務士会
 今や、男女雇用機会均等法から男女共同参画時代へと突入し、企業は対応を求められています。

 東京都社会保険労務士会は、会員及び企業の人事担当者をはじめとする一般の皆様向けに、男女共同参画の視点を企業に取り入れる方策をテーマとして、会社の生産性が向上した事例等を取り上げます。多数のご参加をお待ちしています。

■日 時 平成19年3月5日(月) 開場13:15 開会14:00 終了16:40

■会 場 なかのZERO 中野区中野2-9-7(中野駅より徒歩8分)

■テーマと講師
【第1部】「男女共同参画の視点から雇用の分野における均等な機会     
      と待遇の確保----中小企業で実現するための有効な方策とは?」
                           14:00から15:30
     (講師) 早稲田大学客員教授(前内閣府男女共同参画局長)
          名取はにわ 氏

     【第2部】「男女雇用機会均等法の改正について」15:40から16:40
        (講師) 東京労働局 雇用均等室長 金崎幸子 氏

受講料 無料
 
申込み 東京都社会保険労務士会事務局へお申し込みください。
(TEL 03-3227-7661)
又は、雇用システム研究所まで(TEL 03-5206-5991)



■新刊本の紹介■  好評販売中


   モチベーションを高め有能な人材を確保する
   パート・高齢者・非正社員の処遇のしくみ

 著者 白石多賀子・横山玲子・小松紀子・中村美智子
中央経済社 発行  定価 2,200円

パート等の非正社員の活用の仕方で、企業の生産力に格差がつきます。
今、雇用問題では、団塊世代の大量定年退職の2007年問題、非正社員の処遇問題があります。これらの問題を解決するために第一歩を踏み出していただきたいと願い執筆しました。また、労働基準法等の法律解説、労働・社会保険の知識についてもわかりやすく解説しています。

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平成18年4月1日より「高年齢者雇用安定法」が改正されます。
改正法の基本と導入の留意点等について事例を含めてわかりやすく説明しています。


◆ 編集後記◆  

 1月22日から1か月間に5本の講演を行うことになり、あと残すところは
22日の富山講演のみとなりました。
講演の日は、交通機関のトラブルなど予期せぬ事態が起こって講演に間に合わないと困るとの思いから、いつも余裕を持って行動するように心掛けています。
交通機関の発達で時間的距離は短縮され、かなり楽になりましたが、それでも地方での講演は一日掛かり、場所によっては2日間になります。初めての訪れる場所では多少の観光をと思いながらも、結局は何も見ないでの帰京になります。いつも精神的にも時間的にももう少しゆとりを持てるとよいのでしょうね。
ところで、先日、文化審議会から「敬語の指針(5分類)」が答申され、尊敬語・謙譲語T・謙譲語U(丁重語)・丁寧語・美化語の5分類を基本とするとのことです。
日頃、私も敬語の使い方に不安を感じ、言葉について新聞等で話題になるたびに、自分が文章を書くとき、話をするときにきちんと使い分けができていないと反省しています。例えば、「ら」抜きでは、パソコンで文章を変換するときに「ら」抜きが表示されることがしばしばあります。「日本語は難しい」の一言で片づけてはいけないと意識はしていますが、なかなかできません。頭で考えるのではなく行動で示さなければなりませんね。頑張ります。      (白石)


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発行者  雇用システム研究所 代表 白石多賀子
     東京都新宿区新小川町9番5号畑戸ビル   
     アドレス:info@koyousystem.jp



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  お楽しみいただければ幸いです。今後もさらに内容充実していきたいと
  思います。
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  次回の配信は新年3月初旬頃情報を送らせて頂きます。


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