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職場での「声かけ」〜声をかけやすい部下・かけにくい部下〜


        ☆雇用システム研究所メールマガジン☆
                                 第48号
                              2007/07/17
          http://www.koyousystem.jp


昨日、新潟県などではまた大きな地震がありました。
震災を受けられました皆様に心からお見舞い申し上げます。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

雇用システム研究所メールマガジン第48号をお送りします。


職場での「声かけ」〜声をかけやすい部下・かけにくい部下〜


 前回は、人間関係のストレスがいかに身体的な悪影響を及ぼすものであるかについて触れ、職場における日頃のコミュニケーションの必要性を述べました。
 日頃のコミュニケーションといえば、思い浮かぶのは「挨拶」と「声かけ」。
ただ、言うは易しで、実際には声をかけやすい部下もいれば、かけにくい部下もいるものです。


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☆☆ 「声かけ」ができないのは、相手を知らないから ☆☆

 精神科医の夏目誠氏(大阪樟蔭女子大学教授)は、やはりメンタルヘルスのために職場での「挨拶」と「声かけ」を推奨しておられますが、他人に勧めっぱなしでもいけないと思い、自分自身の「出来」を顧みたそうです。すると、毎日職場で声をかけしていたのは12人中4人しかいなかった(残り8人は声かけしたりしなかったり)。なぜ声かけが出来ていないかを自問して、たどり着いた結論は、「日頃なじみのある部下はよく知っているから声をかけやすい。声をかけない人はコミュニケーションがないのでよく知らないから声をかけられない」

 ということでした。
 夏目氏はそれから3週間、声をかけにくい部下たちを観察し、あるいは雑談の輪に入るなど、部下を"知る"努力を重ね、そうして「おはよう」「君はこんなことをやっていたけれども、あの件はうまくいきましたか」といった調子で、声かけができるようになったということです。


☆☆ 相性が合わなければ"しょうがない" ☆☆

 声かけをしにくかったのは、声かけをしてこなかったから――とは、"鶏と卵"のようですが、そのループから抜け出すために自ら「一歩」を踏み出すことが大事、という教訓がこの話から導き出せます。
 …ただ、現実世界はそれほど単純でもないようで、夏目氏の話でも、氏の努力もむなしく、声かけの際に反応のいま一つなままの部下もいたそうです。それはもう「しょうがない」のだそうです。
「精神科医がこう言うから間違いないと思います。相性が悪いのをよくしようというのは、理論では言えても現実ではなかなか難しい。相性が悪いのは、ある面では致し方ないけれども、なるべく声をかけてくださいということであります」
(夏目誠著『メンタルヘルスと企業責任〜いま企業に求められている「健康リスクマネジメント」』フィスメック版より)

   *     *

 もちろん、すべての苦手意識を相性のせいにしてはいけません。往々にしてコミュニケーション不在という「実績不足」に端を発していることがありますので、相手を知る努力を重ねることが前提となります。それでも波長を合わせることのできない「相性が悪い」相手であるならば、自らに過度の負担にならない程度に、できるだけ声かけをしていく、ということです。
 上司も大変ですよね…。                  (福島敏之)



◆ 編集後記◆  



日本経済新聞朝刊に長嶋茂雄氏の「私の履歴書」が掲載されています。
 その中で長島氏は、「人生は表現力と思っている。プレー以外のどんな時でも観客のすべての視線を引き付けようと意識した。見られる方はいつも集中して、さらにプラスアルファの力が生まれるものだ。」と語っています。
 長嶋氏は、プロ野球現役時代のプレーや長嶋語録で、野球ファンのみならず広く国民に好感を持たれており、"花がある人"と言われています。
 長島氏には「天賦の才に恵まれた人」というイメージがありましたが、この履歴書を読んで、見る人を魅了するあの華麗でダイナミックなプレーには、血の滲むような基本を積み重ねる努力があったことを知りました。
 最近は、表現力の優れた方々を多く見かけます。
私も、豊かな表現力を身につけたいと思っていますが、それには日々の研鑽、基本の積み重ねが大切なのですね。常に'己を磨く'努力を続けなければと思いました。                              (白石)



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発行者  雇用システム研究所 代表 白石多賀子
     東京都新宿区新小川町9番5号畑戸ビル   
     アドレス:info@koyousystem.jp


  今週のメールマガジン第48号はいかがだったでしょうか?

  お楽しみいただければ幸いです。今後もさらに内容充実していきたいと  思います。
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