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脳は「優しく」できている


        ☆雇用システム研究所メールマガジン☆
                                 第50号
                               2007/08/17
          http://www.koyousystem.jp


厳しい暑さが続きます。岐阜と埼玉では40.9度という観測史上最高気温を更新したようです。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

雇用システム研究所メールマガジン第50号をお送りします。


脳は「優しく」できている


 ここ数回、職場ストレスをめぐる話題について、心理学者ダニエル・ゴールマンの著述を通じて、お話してまいりました。今回は、ゴールマン氏が自ら体験したという不思議な(でも、あるかもしれない)エピソードを通じて、ひとしきり締めくくろうかと思います。


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☆☆ 気絶した若者をまたいで家路を急ぐ人々 ☆☆


 夕暮れどきのニューヨーク。ゴールマン氏は、地下鉄への階段を降りる途中で「異様な光景」に出くわしました。一人の若者が気を失った様子で大の字に倒れていて、しかし通勤客は誰一人気にもとめず、この男を"またいで"家路を急いでいたというのです。

 ゴールマン氏は、何が起きたのかと戸惑い、そこで思わず立ち止まってしまいました。するとその途端、周囲の空気が一変。通勤客たちも一様に足を止めたというのです。何が起きたのかと人垣ができ、誰にいわれるともなく、水を買いに走ったり、警官を呼んできたりする人が出たのだとか。
 倒れた人を障害物のごとくみなしていた群集が、ゴールマン氏の「気づき」をサインに人としての優しさに目覚め、みごと連動した「救護アクション」が行われた――というのです。
(※幸い、その若者は空腹のために失神していただけだったそうです。)



☆☆ 「人間の脳には"優しさ"が備わっている」 ☆☆

 ゴールマン氏によれば、「人間の脳には、あらかじめ優しさが備わっている」のだそうです。

│子どもが恐ろしがって泣き叫んでいれば自然に助けにいくし、
│赤ちゃんが笑えば自然と抱っこしたくなる。こうした感情的衝動には、
│優越性がある。つまり、何も考えなくても即座に反応を起こさせる力を
│持っている、ということだ。共感から行動への移行が超スピードで
│自動的に起こることから、このための専用回路があるものと推測される。
│他人の苦痛を感じると、助けたいという衝動が起こるようにできているのだ。
(ダニエル・ゴールマン
『SQ生きかたの知能指数〜ほんとうの「頭の良さ」とは何か』 
日本経済新聞出版社 刊)

 他人の苦悩を「我が事」と考えて助けてあげたい――。そういう本能が備わっているのに、先の地下鉄の一件のように、日常の中では起動していないことが少なくない。


 それはなぜなのでしょうか。



☆☆ 困っている人との距離が遠すぎる ☆☆

 もちろん、他者への支援も、場合によっては、自分や家族を脅威にさらすことだってあるでしょう。自分の安全を守ろうとするのもまた、本能です。また、日々の目の回る忙しさとプレッシャーの中で、自分のことで精一杯となり、他者を支援するだけのパワーや時間が用立てられないということもまた、あるでしょう。
 ただ、ゴールマン氏は「なぜ優しさが発揮されないのか」について、「最もシンプルな答えを出すならば、現代の生活がそうした行動を妨げている、ということかもしれない。困っている人との距離が遠い、ということだ」と言います。"かわいそうに"の裏側に《でも私がしてあげられることなんてないし》といった言い訳が貼り付いて、単なる同情となってしまい、優しさの実行力が損なわれてしまっているのだと。



☆☆ 優しさが発揮される職場こそ、成果を生む職場 ☆☆

 最近、メンタルヘルス対策がかまびすしくなってきています。でも、いくら支援体制を充実させたとしても、職場の空気が「倒れた若者をまたぐ」ようなものだったとしたら、仏つくって魂入れず、です。

 人間の脳に本来的に備わった優しさが発揮されるような職場こそ、社員の高水準なパフォーマンスの持続と相互連携を可能にし、トータルでみれば、最も成果を生み出す職場となるのではないでしょうか。
 日頃の声かけや上機嫌なコミュニケーションが大切な所以です。(福島敏之)



◆ 編集後記◆  


猛暑の続く中、皆さんはどんな夏休みをお過ごしになりましたでしょうか。
今、若者達の間で「KY」、「ND」と言う言葉が流行っていると新聞記事で知りました。「KY」=「空気が読めない」、「ND」=「人間としてどうも」の略とのことです。皆さんはご存じでしたか。
例えば、会議等の席上で、1分位で済む自慢話や、10分位で済む説明を延々と力説したり、議題の趣旨に即した発言でなく、座が白けている空気も読めていないと感ずることがあります。会議等では同席者の心情に配慮することや、リーダー等は周りの求めているものを的確に把握して行動することが必要になります。
「KY」、「ND」等の略語化には些か賛同しかねますが、自分の言動・行動に対しては、その場の空気を読み、また周囲の人達に対する気配りは忘れないようにしたいと思います。
水分と睡眠を充分にとって、この厳しい暑さを乗り切ってください。(白石)


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発行者    雇用システム研究所 代表 白石多賀子
     東京都新宿区新小川町9番5号畑戸ビル   
     アドレス:info@koyousystem.jp




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